笹ギャラリー
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- Indocalamus latifolius McClure
- カットウジャクチク【闊叶箬竹】
- ジャクチク属
稈高2~4m、稈鞘は節間よりも長く、粗毛が散生し、下部の節は短毛が密生し、上部の節は長毛が密生する。節間は細毛が密生。葉は両面無毛。中国の浙江、安徽、山東、湖南省などに分布。
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- Sasa admirabilis Koidzumi
- カツラギザサ【葛城笹】
- クマザサ属(ミヤコザサ節)
稈高0.5~1m。葉先が下垂し、風情があるので、京都の庭園で多く使われている。葉は柔らかく、上面は無毛で裏面に軟毛が密生する。クマザサよりも隈どりが狭いが美しい。
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- Pleioblastus viridistriatus Makino
- カムロザサ【禿笹】
- メダケ属
葉は黄地に緑条が数本あり、春から夏は特に美しい。夏季を過ぎると黄色の部分が薄緑色に変わる。葉は柔らかく両面にビロード状の毛が密生する。
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- Shibataea chinensis Nakai
- ガモウチク【鵝毛竹】
- オカメザサ属
稈高0.6~1m。オカメザサに似るが、葉の先端にかけて徐々に細くなり尖っている。葉は両面とも無毛なのでオカメザサと区別がつく。2008年に開花したが、結実しなかった。中国の浙江・福建・安徽省などに分布。
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- Sasa sachalinensis Makino et Nakai
- カラフトザサ【樺太笹】
- クマザサ属(チマキザサ節)
稈高0.2~0.3m。基部でまばらに枝を分岐する。稈鞘、葉鞘は粗毛があるが、ときに無毛。葉は両面無毛で、肩毛は発達しない。富士竹類植物園では2007年から開花が始まり、結実した。
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- Sasa Kurilensis f. Kikanshiroakebono Muroi et Y.Tanaka
- キカンシロアケボノチシマ【黄稈白曙千島笹】
- クマザサ属(チシマザサ節)
1966~1968年に兵庫と鳥取の県境にある氷の山でネマガリダケが一斉開花した時の実生変異。若竹の稈は黄白色で、初期に出る葉は白曙斑で後に緑色となる。
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- Shibataea Kumasaca f. aureo-striata Makino
- キシマオカメ【黄縞阿亀笹】
- オカメザサ属
オカメザサの葉に鮮やかな黄条がみられる。開葉当時は緑黄色で目立たないが、初夏には黄色が鮮やかとなる。葉は薄いので黄色の多い葉は、夏の日照りに弱い。この斑は、プラスチド斑で固定することがない。
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- Sasaella glabra f. aureo-striata Muroi
- キシマシイヤ【黄縞椎谷笹】
- アズマザサ属(アズマザサ節)
シイヤザサの葉に黄条の入る品で、1962年石川県大聖寺で室井綽が発見。新葉の時は緑葉であるが、6月頃から徐々に黄条が鮮明になる後冴えの斑入り。
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- Sasa tectoria f. aureo-striata Muroi et Y. Tanaka
- キシマヤネフキザサ【黄縞屋根葺笹】
- クマザサ属(チマキザサ節)
ヤネフキザサの葉に黄条が数条入るもので、条斑は初期には緑黄色で後に黄色になる後冴斑である。 母種のヤネフキザサと同じように全株無毛。
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- Phyllostachys aureosulcata f. spectabilis C. D. Chu et C. S. Chao
- キンジョウギョクチク【金じょう玉竹】
- マダケ属
稈高5~8mになる中型の竹で、稈は黄色で芽溝部に緑条が入るキンメイ型。葉は、わずかに白条が入る。日当たりの良い場所では、若竹が紅色になり美しい。中国の江蘇、浙江省などに分布する。
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- Neosasamorpha kirishimensis Koidzumi
- キリシマコスズ【霧島小篶】
- スズザサ属
稈高0.3~0.7m、上方および基部で枝を分岐する。稈鞘と葉鞘は細毛が密生する。肩毛はない。節および節間は短毛と長毛が密生する。葉は皮質で光沢があり、両面とも無毛。
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- Pleioblastus Chino f. Murakamianus Muroi
- ギンタイアズマネザサ【銀帯東根笹】
- メダケ属
稈高0.3~0.7m。春から初夏に出る葉は白条が多いが、夏から秋に出る葉は白条が少ない。一年に1回の刈り込みで、高さが低くなり一定するので、グランドカバーとしての利用に適する。
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- Pleioblastus argenteo-striatus f. Kimmei Muroi et Y.Tanaka
- キンメイゴキダケ【金明御器竹】
- メダケ属
ゴキダケのキンメイ型で節に長毛が密生する。稈は黄色で芽溝部が淡緑色。秋は西日に当たると稈が紅色になる。葉には鮮やかな黄条が多く入り美しいが、冬は落葉する。
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- Sasa Kurilensis f. Kimmei Muroi
- キンメイネマガリ【金明根曲竹】
- クマザサ属(チシマザサ節)
ネマガリダケからの枝変わりとして出現したキンメイ型。稈が黄色で各節の芽溝部のみが緑色となる。葉はわずかに白条が入る。
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- Sasa heterotricha Koidzumi
- クテガワザサ【久手川笹】
- クマザサ属(チマキザサ節)
稈高1~2m、基部でまばらに枝を分岐する。稈鞘と葉鞘には細毛と短毛が密生。葉はやや厚く両面無毛で、ときに裏面の基部にのみ軟毛がある。本州北部と中部の日本海側に分布する。
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- Sasa senanensis Rehder
- クマイザサ【供米笹】
- クマザサ属(チマキザサ節)〔mm〕シナノザサ
稈高1~2m。基部でまばらに枝を分枝する。稈鞘と葉鞘は無毛。節は無毛または長毛がある。肩毛は発達し放射状。葉は披針状長楕円形で、葉裏に軟毛が密生する。樺太から九州北部まで日本海側に広く分布する。料理の装飾などによく使われる。
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- Sasa Veitchii Rehder
- クマザサ【隈笹】
- クマザサ属(チマキザサ節)
稈高1~1.5m、基部でまばらに分岐する。稈鞘には長毛が密生するが、その他の部分はすべて無毛。肩毛は発達し放射状。葉は両面無毛で、晩秋から葉の縁が美しく隈どる。この隈どりは遺伝的に安定しているので、観賞用として、日本全国で栽培されている。
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- Sasamorpha borealis v. amabilis Muroi
- クマスズ【隈篶】
- スズダケ属
スズダケの一品種で葉の隈どりが美しい。クマザサよりも白い隈どりが細い。日当たりの良い所、乾燥する場所では美しく隈どらない。
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- Phyllostachys nigra Munro
- クロチク【黒竹】
- マダケ属
若竹は緑色であるが、一年目の夏頃から徐々に黒くなっていくハチクの一品種。中型の竹で、庭園竹として観賞される。竹材は、茶華道で広く使われる。
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- Sasamorpha mollis Nakai
- ケスズ【毛篶】
- スズダケ属
稈高1~1.5m、上方でやや密に枝を分岐する。稈鞘は節間より長く、下部には長毛が密生し、全体に短毛が散生する。葉鞘は細毛が密生、ときに無毛。葉は裏面に軟毛が密生する。節部が弱く竹細工には利用できない。
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- Neosasamorpha Asahinae Makino et Nakai
- ゴテンバザサ【御殿場笹】
- スズザサ属
稈高1~1.2m、上部で枝を分岐するが、1年生の稈に枝はない。稈鞘と葉鞘に短毛がある。葉は長披針形、皮質で裏面に軟毛が密生する。静岡県御殿場市の箱根山麓で昭和4年に発見された。