笹の茅の輪くぐり
- 2016年6月25日(土)~7月4日(月)
笹の茅の輪の設え
神社で大きな茅(ちがや)でできた輪を設えます。
これは「茅の輪」という神具のひとつです。
これから暑い夏を迎えようとする時期に、病気等をせずに夏の暑さを乗り越えられる様に、無病息災を願う為に行われる行事です。
元旦から半年を迎えた6月にその間の罪や穢れを祓う神事「大祓(おおはらえ)」に使われます。6月~7月に行われる大祓は、「夏越の祓(なごしのはらえ)」と呼ばれ、12月にも「年越の祓(としこしのはらえ)」というのがありますが、茅の輪くぐりは夏越に行われます。当初は腰に下げていた茅の輪でしたが、江戸時代初期、現在の様な大きな輪になりました。
本来の素材は「茅(ちがや)」でしたが、現在では「葦(あし)」を使用し、神事に供えられています。
笹離宮は、笹の植物園なので、特別に笹で作った茅の輪を設えています。どなたでもご参加いただけます。皆さんで「無病息災」を願いましょう。