笹離宮上映会5「アイヌの家造り」+スペシャルゲスト
- 2015年10月10日(土) 17:00~19:00
第五回上映会 アイヌの家造り「チセ・ア・カラ」―われらいえをつくる―
1974年/56分/ 日本初のアイヌ語映画。教育映画祭優秀賞、東京都教育映画コンクール銀賞、キネマ旬報文化映画ベストテン5位/スタッフ/姫田忠義他
会場:笹離宮内「清風萬里館」大広間
定員:20名(要事前申込み)
日時:10月10日(土) 17:00~19:00
料金:大人800円 子供400円 (入園者は無料です)
姫田忠義氏と民族文化映像研究所にとって映画フィルムは、日本人の生活と生活文化のよりよい展開と開花のための資料であり、フィルムの完成が目的ではなく、”伝えること”こそが目的である。姫田氏は1971年にアイヌと出会い、その意識は揺るぎないものとなりました。優れたアイヌ民族文化の伝承者であり、アイヌ・ウタリ(アイヌの仲間)の
生活向上に力を注ぐ萱野茂氏との出会いから、
『アイヌの結婚式』と本作が生まれました。
『チセ・ア・カラ-われらいえをつくるー』は祈りにはじまり、 祈りに終わるアイヌの伝統的な家づくりを記録した作品です。
チセは笹離宮内の笹葺き窖(あなぐら)「縄文窠(じょうもんか)」と同様に、笹葺き屋根が特徴的な住居です。現在、多くの縄文遺跡の竪穴式住居再現では、ススキや葦など材料に一般的な葺き屋根とされているものが多いが、神奈川県勝坂縄文遺跡の再現住居のように、多くは笹葺きだった可能性も高い。アイヌのチセはこの縄文の笹葺き屋根に共通するルーツがあるのかもしれない。
スペシャルゲスト
大磯在住の「落語家」桂 三十助゛(みそづけ)氏による落語会を映画と同時開催いたします。
桂 三十助゛(みそづけ)演目:芝浜 |
慶応大学三田落語研究会出身。落ち研歴60年弱。
深い味わいの江戸弁で語られる“芝浜”をご期待下さい!