旧暦の七夕祭を笹離宮で
7月26日(金)から毎年恒例、乞巧奠を設えます。
乞巧奠とは―陰暦の七月七日に織女星にあやかり、はた織りや裁縫が上達することを祈った、中国の行事が基になっています。平安時代に日本に伝わると、宮中行事として七夕行事が行われ、様々なものを供えて星をながめ、香をたいて、楽を奏で、詩歌を楽しみました。「乞巧奠」は陰陽五行の宇宙観に基づいた祭りで、五色の彩は五行の元素である木・火・土・金・水を表しています。笹離宮では総笹柄の着物を中心に、左右に陰陽竹(インヨウチク)を配し、五色の糸房、五色の布、笹染の薄衣の飾りで「陰陽五行」の宇宙観を表現します。
この設えの中で、大庭青翔かな書展「女手展~いにしへの恋歌」を開催します。
27日(金)には大庭青翔さんの手ほどきで、かな書のリズムと筆使いをペンで習得し、短冊にしたためるワークショップを開催します。
日本古来からの優美を堪能しにいらしてくださいませ。